さらば宇宙戦艦ヤマト(2) 音楽メディア

音楽/BGM類


主題歌/挿入歌類


企画盤


音楽/BGM類

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集


オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2


ETERNAL EDITION File No.2&3「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」


ETERNAL EDITION File No.4「宇宙戦艦ヤマト2」


YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅲ さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち BGM集」


YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅴ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 Part1」


YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅵ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 Part2」


さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集(MT-01)

 

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集(CQ-7011) YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅱ さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」(COCX-37385)

○概況と解説

 1977年のアルバム「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」の発表は、それまでの子供向きテレビ漫画レコードの常識を瞬く間に塗り替え、高年齢層を意識したアニメ特撮サントラジャンルの嚆矢と位置付けられている。その前作と人気を二分するのがここで紹介するアルバム「さらば宇宙戦艦ヤマト」〈CQ-7011〉である。現在のタイトルは“音楽集”となっているが、これはドラマ編と区別するために後年付けられたもので、正式には上記タイトルが正しいとされる。LPの帯のみ“映画音楽集”と謳っているが、カセットテープも含め本体表記は見当たらない。
前作の大ヒットを受けて製作されたシリーズ初の劇場用新作『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』のオリジナル・サウンドトラックとして、1978年8月5日上映に先立つ8月1日に日本コロムビアより発売された。序曲から始まる構成はまさに“さらば版交響組曲”と呼ぶに相応しいシンフォニー・アルバムとなっており、ほぼ映画の進行に合わた曲順はのちのシリーズの音楽集アルバムの基本となっている。音楽監督はもちろん宮川泰が続投し、魅力に満ちた新テーマ曲が数多く作られ、感動的な演出に大きく貢献している。
本盤に収録されている楽曲は、劇中使用を前提に製作されたオリジナルBGMとは別にレコード用として新たに録音されたものとなっている。オーケストラ編成の厚みを増して鑑賞用音楽として再アレンジされ、今作の代表的なテーマモチーフはほぼ網羅している。唯一の例外は「テレサのテーマ」くらいだろう。そのため本盤からの劇中使用は、もともと映画用劇伴で構成されている「白色彗星」の一部と、土星空域の決戦に使用された「都市帝国」の2曲に留まる。
本盤収録分は映画用劇伴の録音の合間である6月25日と7月2日の二度に渡ってレコーディングされている。パイプオルガン演奏による「白色彗星」は6月22日武蔵野音楽大学のベートーベンホールにて収録された。


 ここで本盤収録曲を幾つかかいつまんで紹介することにしよう。 アルバム開巻を飾る「序曲」は本盤の聴き所を集めた物語性のある一曲で、前作以上により“序曲”然としており、超大作の風格を感じさせるナンバーである。本作の新曲に前作のメロディーを織り交ぜた構成がすばらしく、特に「都市帝国」と「ブラックタイガー」&「敵宇宙船の出撃」の掛け合いは見事だ。
TRACK2「白色彗星」は、パイプオルガンが奏でる重厚で荘厳な響きが圧倒的な存在感を表現している。劇中では冒頭の迫りくる白色彗星の描写に1分29秒もの間じっくり聴かせてくれる。何度も繰り返し使用されるので、本作を象徴する一曲であろう。現在では有名になったエピソードだが、宮川泰の長男・宮川彬良(当時16歳)が演奏している。クレジットされている志村拓生は武蔵野音楽大学の講師で足鍵盤を担当し、宮川彬良は手鍵盤を担当したとされる。
また前作「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」同様、一流ミュージシャン達による演奏がアルバムを盛り上げた。
TRACK4「英雄の丘」は前作に引き続き宮下明のトランペットが切なく響かせる。
TRACK6「想人(おもいで)」は劇中使用曲とは全く異なる印象となっており、川島和子のコーラスもより哀愁を帯びとものとなっている。編成もさることながら、調性が劇伴のニ短調からヘ短調に変わっていることが大きな違いだろう。本盤においての収録位置(LPではA面6曲目)に違和感を覚える方もおられると思うが、これはライナーの楽曲解説によるとテレサをイメージして作曲されたとの記述があることから、このような配置になったようである。同時にデスラー関連の3曲をAB面に分断させたくなかったためとも考えられるのだが、真相は不明である。
TRACK10「都市帝国」では日本の音楽シーンになくてはならない名ドラマー村上“ポンタ”秀一のパワフルなドラムプレイを堪能できる。残念なことに本編のステレオ版ではドラムの出番が薄い「戦いのテーマ」に差し替えられているので、BDやDVDではぜひともモノラル音声での視聴を推奨したい。
そして本作からピアノ奏者として羽田健太郎が起用されたのも大きなポイント一つだ。7月2日のセッションでのTRACK11「大いなる愛」で情感溢れる演奏を披露している。実際は2月16日の郵便貯金ホールで催された『「宮川泰VS服部克久」ダイナミック・ハッピーコンサート』において既に奏者の一人として参加していた。以後、シリーズに欠かすことのできない重要な役割を果たす存在となっていくことはもはや説明不要だろう。因みにこのコンサートでは宮川彬良も本名の晶名義で一曲だけピアノ演奏を披露している。このライブ録音は「ETERNAL EDITION YAMATOSOUND ALMANAC 1978-I 宮川泰の世界~宇宙戦艦ヤマト~」〈COCX-37384〉で聴くことができる。
本盤収録の各曲に仮タイトルが一部存在しており、当時の発売前の広告などで確認できる。また全国6都市を縦断した『オールナイトニッポン・スペシャル・ツアー シンフォニック・コンサート 宇宙戦艦ヤマト 音と映像ロマン』の「第2部 さらば宇宙戦艦ヤマト」において一部披露されており、そのパンフレットのセットリストには仮タイトルまま記載されていた。明確に異なっているのは以下の通りである。
「アンドロメダ」=「アンドロメダ誕生」、「想人(おもいで)」=「悲しみのテーマ」、「テレサよ永遠に」=「テレサ」、「デスラー襲撃」=「戦闘(デスラーの戦い)」、「デスラー孤独」=「デスラーのテーマ」、「都市帝国」=「白色彗星戦闘」、「大いなる愛」=「愛のテーマ」


 本盤の初CD化となる〈32C35-7530〉は1985年6月21日に「交響組曲」、「交響曲」とともに発売。ジャケットデザインもCD黎明期の頃の特徴である「コンパクトディスク」のロゴマークが一際目立つ。その後1989年4月の消費税導入後に価格表示が変更されている。
二度目の〈COCC-12228〉は1995年1月1日に過去のアナログ盤と一斉に復刻された。
2004年11月25日には『生誕30周年記念ETERNAL EDITION PREMIUM 宇宙戦艦ヤマト CD-BOX』〈COCX-33021~30〉の1枚としてTUNED CD仕様で発売。新たにマスタリングを施された。その後2012年2月15日に再プレスされている。
現時点での最新は2012年7月18日『YAMATO SOUND ALMANAC』シリーズの第1期発売分の1枚〈COCX-37385〉としてBlu-spec CD仕様で再発売。ハイレゾ配信を前提に改めてマスタリングされ、そのハイレゾ音源は2014年8月6日からmoraにて先行配信された。


 本作にとって不可欠な歌曲にも触れておきたいところだが、詳細は別項に譲るとして、一つだけ特記しておきたい。本盤では、ささきいさお歌唱による「好敵手」「テレサよ永遠に」と沢田研二歌唱の「ヤマトより愛をこめて」の3曲はすべてインストゥルメンタルとして再演奏されたものに差し替えられている。発売当初から未だに付きまとう問題だが、本盤に主題歌が収録されていないと嘆かれる方も少なくない。特に主題歌EPは本盤と発売日が同日だったのと、発売元が異なるため収録が困難だった事情がある。ここはコンセプト上、インストゥルメンタルアルバムであることをご理解いただきたいものである。


 本盤はアルバムランキング(1970年1月統計開始)ではアニメ映画サントラの売上歴代1位(38.6万枚)という驚異的な記録を持つ。2014年の「アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック」登場まで実に35年以上にわたって首位の座を守り続けてきたことは特筆に価しよう。
オリジナルBGMのリリースは、同年12月20日発売のフォノシート「宇宙戦艦ヤマト 主題歌・BGM集」〈FL-1001~2〉(徳間音楽工業 現:徳間ジャパンコミュニケーションズ)に譲ることになったが、アルバム全体の構成としては全シリーズ中最も高い完成度を誇る。ある意味では当時の“オリジナル・サウンドトラック盤”らしい伝統的かつ贅沢な趣に満ちているのではないだろうか。
ヤマト音楽初心者には迷わず本盤を薦めたいと思う。

 

○EX解説

トラックNo.2(A面2曲目)「白色彗星」を除き、BGMとは別にこのアルバムの為に新規収録された楽曲で構成されており、BGMの第6回目録音(1978年6月22日)と第7回目録音(1978年7月17月)の間に2日に分けて収録されている。
“BGMとは別にアルバムの為に収録する”というスタイルは、この作品を境に徐々に薄れていく―それは何を意味するのかは、様々なヤマト作品の音楽を聴いて感じ、またブックレット(解説書)を読んで是非確かめていただきたい。尚、本アルバムの収録楽曲は、本編使用としては少ないが、コンサート等での演奏元となる事が多い。
余談であるが、LPレコードのブックレット内にて本来アンドロメダの絵柄のところ、主力戦艦の絵柄となっていたり、トラックNo.5(A面5曲目)「テレサよ永遠に」の解説が訂正されているものが存在している。また2004年11月25日(再生産:2012年02月15日)発売の『生誕30周年記念ETERNAL EDITION PREMIUM 宇宙戦艦ヤマト CD-BOX』〈COCX-33021~30 内、本アルバムはCOCX-33022〉では、初回生産の修正がされていない状態の再現がされている。

 

○メディア/発売日/型番

LP 1978年08月01日(CQ-7011)

CT 1978年08月01日(CAK-662)

CD 1985年06月21日(32C35-7530) ※再マスタリング

CD 1995年01月01日(COCC-12228)

CD 2004年11月25日(COCX-33022) ※再マスタリング

CD 2012年02月15日(COCX-33022)

CD 2012年09月19日(COCX-37385) ※再マスタリング

配信 2014年08月06日

 

○収録内容

Tr No. 曲タイトル タイム
01 序曲 05'46"
02 白色彗星 04'27"
02-01 白色彗星≪(TYPE 1)≫ 01'29"
02-02 白色彗星≪(TYPE 2)≫ 00'41"
02-03 白色彗星≪(TYPE 3)≫ 00'32"
02-04 白色彗星≪(TYPE 4)≫ 00'36"
02-05 白色彗星≪(TYPE 5)≫ 01'08"
03 アンドロメダ 02'35"
04 英雄の丘 03'32"
05 テレサよ永遠に 03'29"
06 想人(おもいで) 02'56"
07 デスラー・襲撃 02'28"
08 デスラー・孤独 04'08"
08-01 デスラー・孤独≪(オーケストラ)≫ 03'28"
08-02 デスラー・孤独≪(ギター)≫ 00'41"
09 デスラー・好敵手 03'01"
10 都市帝国(ガトランティス) 02'36"
11 大いなる愛 03'16"
12 ヤマトより愛をこめて 04'09"

(Total: 42'23")

※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル

↑「音楽/BGM類」へ戻る↑

 

オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2(OB-02)

 

テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2(CX-7035) オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2(COCC-12870) オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2(COCX-33201)

○概況と解説

 『宇宙戦艦ヤマト2』(以下、2)は劇場用新作『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(以下、さらば)のテレビシリーズ化作品である。終盤のストーリー改変はファンの間で賛否両論を巻き起こしたが、のちの続編に繋がる大きな転機となったのは周知の通りである。本盤〈CX-7035〉は同作品初の音盤商品であると同時に『さらば』のオリジナル・サウンドトラックとしての側面を併せ持っている。これは『2』本編で使用されたBGMが全て『さらば』用に制作された楽曲であるためである(旧作の流用曲とタイアップ曲を除く)。したがって『2』においての新規録音曲は存在しない。
その構成は前作「テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマトPART1」に倣いブロック毎に区分されている。今回は新たにサブタイトルが用意され、「宇宙」「ヤマト」といった具合にそれぞれテーマ別にまとめられた。この構成スタイルは「テレビオリジナルBGMコレクション」シリーズの一部に見られる特徴で、テレビ用劇伴などで音楽メニューに沿ってテーマ別に録音していく形態に由来するものだ。劇中の使用頻度やストーリー順を意識せず、音楽的に完成度の高い曲や比較的演奏時間が長いテイクなどを優先して収録する傾向にあった。本盤はこれまでの交響組曲や音楽集などの趣とは明らかに異なっており、鑑賞を目的としない音楽素材を扱うという点では資料性を強く打ち出したマニア向け商品となっている。また前作 同様に西崎義展氏プロデュースではないヤマトアルバムとなった(CD化の際にはクレジットされている)。発売は『宇宙戦艦ヤマトⅢ』放映終了後から半年後の1981年10月25日のことである。


 『さらば』のために作られたBGMは、第1作の楽曲と「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」をそれぞれアレンジした曲、及び新曲の二つに大別される。本盤に収録された楽曲は全て劇中使用を目的に制作されたものであるため、公開時にリリースされた「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」との重複はない。既にオリジナルBGMは『2』放送中の1978年12月20日に発売されたフォノシート「宇宙戦艦ヤマト 主題歌・BGM集」〈FL-1001~2〉(徳間音楽工業 現:徳間ジャパンコミュニケーションズ)に6曲収録済みであったが、収録時間の関係からモノラルだったため、本盤において初めてステレオでの収録を果たしている。詳しくは「松本零士 音楽大全 Disc-2」の項をご覧いただきたい。
冒頭、TRACK1「宇宙の静寂」TRACK2「宇宙の神秘」の流れはアルバム「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」を想起させる。下記リストでお分かりの通り、Mナンバーがそれぞれ《M-1(1)》《M-2(1)》と連番になっているのも興味深い。因みにMナンバー末尾の(1)は第1回録音分を意味する。これら交響組曲のアレンジ曲は第1回と第2回録音分に集中しているようだ。残念ながら前作にあった主題歌と副主題歌のTVサイズは収録されていない。
本盤最大の目玉はなんといってもTRACK30「アンドロメダ」の初収録であった。『さらば』『2』両作品で使用されたオリジナルテイクとなっている。上記「宇宙戦艦ヤマト 主題歌・BGM集」にも収録されていなかっただけに喜びもひとしおだった。
その一方で些か腑に落ちない点もある。例に挙げるとTRACK13「デスラー戦法」TRACK32「ヤマト再会」。熱心なファン諸氏ならご存知と思うが、前者の場合『2』の劇中には“デスラー戦法”というセリフは出てこないし、後者に至っては、古代がヤマト改造の進捗状況を見に来ただけで再会といった感傷ムードはなく、もともとBGMもあてがわれていない。これらの曲名は『さらば』に準えた命名といえる。またTRACK7「ヤマト勇ましく」TRACK28「愛の涙」など『さらば』のみで使用された曲もあれば、TRACK14「葛藤」TRACK19「追憶」のように本編未使用曲 も少なくない。後者がはたしてデスラー側のテーマなのかも甚だ疑問である。ライナーノートの曲目解説からも見て取れるように、使用例の大半は誤った情報を記載している。これらから導かれることは、アルバム構成者が『2』本編の使用箇所の確認を殆ど行わなかったと推測できることだ。もっとも当時はビデオソフトが普及していなかったため、現在のように容易に確認することができなかったこともその一因であろう。なお、アルバム構成者は不詳である。
演奏は前作同様“ヤマト・スタジオ・オーケストラ”となっている。以前からこの名称にも疑問を覚える。コロムビア自社録音はコロムビア・オーケストラ名義であるのに対し、他社制作の音源に便宜上“スタジオ・オーケストラ” と表記していた。その中でもこの「テレビオリジナルBGMコレクション」シリーズに多く見られた。ヤマトと同様のケースとしては、「映画オリジナルBGMコレクション 怪獣王ゴジラ オリジナルBGM傑作集(上)」「同(下)」の演奏が“東宝スタジオ・オーケストラ”となっている。この名称はコロムビア独自のものでオフィシャルのものではない。のちに発売された「ETERNAL EDITION File No.2&3 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」では“シンフォニック・オーケストラ・ヤマト”、「ETERNAL EDITION FileNo.4 宇宙戦艦ヤマト2」では“ヤマト・スタジオ・オーケストラ”となっており矛盾が生じていたが、現在では「ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC」シリーズにおいて『さらば』と『2』の演奏は“シンフォニック・オーケストラ・ヤマト”名義に統一されている。


 本盤の初CD化は1995年9月21日に〈COCC-12870〉としてリリースされた。前作「テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART1」〈CX-7008〉の復刻とCDオリジナル企画の『新たなる旅立ち』~『完結編』の4枚の全6タイトルが同時発売だった。劇場版作品が加わったことによりシリーズ名から「テレビ」が外されている。10年後の2005年5月18日にはリマスターとジャケットを変更し〈COCX-33201〉として再リリースされた。その際『宇宙戦艦ヤマト オリジナルBGMコレクション シリーズ②」と肩書きが変更されている。


 『宇宙戦艦ヤマト』はアニメ・特撮サントラブームの牽引役であったが、皮肉にも劇中使用されたオリジナルBGMのリリースに対しては最も後発となった。アルバムの完成度を高めた結果が裏目に出たといっていいだろう。正直なところ、当時手にするまでは待望の1枚であったが、前作ほどの感動を得ることはできなかったと記憶している。やはり『2』でもなければ『さらば』でもない中途半端な印象を受けたことにほかならない。リアルタイムでテレビ放送をカセットテープに録音していた筆者にとってこのアルバム構成はいささか堪え難いものがあった。さすがに現在では『さらば』録音分のベスト盤的位置づけとして捉えることができ、味わい深く聴くことができるようになった。まさかこのフラストレーションが2001年の「ETERNALEDITION」シリーズの 登場まで20年近くも続くことになろうとは思いもよらなかったが。

 

○EX解説

 まずは、収録内容にて当アルバムには記載のなかったMナンバーを掲載しているので、意識しながら聴いてみてほしい。例えば、トラックNo.1(A面1曲目)「宇宙の静寂」は「M-01(1)」となっている通り、「さらば宇宙戦艦ヤマト」の音楽収録で最初に録音された楽曲だ。
ここで、上記解説にて触れられた「さらば宇宙戦艦ヤマト」のMナンバーについて、1つだけ詳しく触れておこう。パイプオルガン収録の第6回目録音もので、オーケストラと一緒になっているものがあるが、これは元々収録していたものにダビングした形となっている。トラックNo.20(B面1曲目)「宇宙の脅威」がその例だ。尚、ダビング前の楽曲は「ETERNAL EDITION File No.4『宇宙戦艦ヤマト2』」(EE-04)のトラックNo.16-02や、「YAMATO SOUND ALMANAC 『1978-Ⅴ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 Part1』」(AL-03)のトラックNo.43等にて聴くことが出来る。
「オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマトPART1」(OB-01)の項でも述べた通り、マザーテープナンバーがCD化後の「オリジナルBGMコレクション」シリーズより記載されているのも特筆出来る。
トラックNo.11(A面11曲目)「デスラーのボレロ」トラックNo.15(A面15曲目)「幽閉」は短編収録となっており、前者は「YAMATO SOUND ALMANAC 『1978-Ⅴ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 Part1』」(AL-03)のトラックNo.22、後者は「YAMATO SOUND ALMANAC 『1978-Ⅵ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 Part2』」(AL-04)のトラックNo.8等にて聴くことが出来る。

 後に、当アルバムのみにしか収録されていなかった楽曲は「YAMATO SOUND ALMANAC 『1974-1983 YAMATO MUSIC ADDENDUM』」(AL-10~12)にて再マスタリングされ、収録される事となったが、この際に改めて吉田知弘氏により楽曲解説が書かれたので、こちらも併せてチェックしてみてほしい。

 

○メディア/発売日/型番

LP 1981年10月25日(CX-7035)

CT 1981年10月25日(CAK-546)

CD 1995年09月21日(COCC-12870)

CD 2005年05月18日(COCX-33201) ※再マスタリング

 

○収録内容

Tr No. 曲タイトル タイム
01 宇宙の静寂/【M-01(1) 宇宙の静寂】 01'03"
02 宇宙の神秘/【M-02(1) 宇宙の神秘】 01'44"
03 イスカンダル/【M-28(2) イスカンダル】 01'41"
04 無限に広がる大宇宙/【M-07(1) 無限に広がる大宇宙】 00'59"
05 ヤマトのテーマ/【M-28(1) ヤマトのテーマ】 01'27"
06 ヤマト起つ!!/【M-27(2) ヤマト起つ!!】 01'27"
07 ヤマト勇ましく/【M-35(4) ヤマト勇ましく】 01'11"
08 ヤマトの闘い/【M-02(2) ヤマトの闘い】 01'06"
09 傷ついたヤマト/【M-03(2) 傷ついたヤマト】 00'58"
10 立ち上がれ!!ヤマト/【M-62(5) 立ち上がれ!!ヤマト】 00'40"
11 デスラーのボレロ/【M-20(2) デスラーのボレロ】 01'03"
12 瞑想/【M-20(2) 瞑想】 01'39"
13 デスラー戦法/【M-48(5) デスラー戦法】 02'30"
14 葛藤/【M-19A(2) 葛藤】 01'44"
15 幽閉/【M-49(4) 幽閉】 00'40"
16 好敵手Ⅰ/【M-EX17(4) 好敵手Ⅰ】 02'59"
17 古代とデスラーの友情/【M-50(4) 古代とデスラーの友情】 01'25"
18 好敵手Ⅱ/【M-25A(1) 好敵手Ⅱ】 01'21"
19 追憶/【M-24’(2) 追憶】 02'05"
20 宇宙の脅威/【M-24A(6) 宇宙の脅威】 01'48"
21 出撃と進撃/【M-63(4) 出現と進撃】 00'46"
22 彗星帝国艦隊出撃!/【M-20(1) 彗星帝国艦隊出撃!】 01'08"
23 戦いのテーマ/【M-EX18(4) 戦いのテーマ】 01'16"
24 彗星帝国大帝ズウォーダー/【M-24B(4) 彗星帝国大帝ズウォーダー】 00'35"
25 大いなる愛/【M-29(1) 大いなる愛】 01'58"
26 再会/【M-05(4) 再会】 01'29"
27 想い―星空の彼方に/【M-22B(4) 想い―星空の彼方に】 00'59"
28 愛の涙/【M-53(8) 愛の涙】 00'45"
29 愛のメロディー/【M-77B(5) 愛のメロディー】 01'56"
30 アンドロメダ/【M-03(4) アンドロメダ】 01'28"
31 ヤマトオープニングテーマ/【M-12(1) ヤマトオープニングテーマ】 01'28"
32 ヤマト再会/【M-04(2) ヤマト再会】 02'01"
33 テレサのテーマ/【M-36(7) テレサのテーマ】 01'14"
34 神秘のテレザート星/【M-31A(4) 神秘のテレザート星】 00'42"
35 テレサ愛のテーマ/【M-37-2(7) テレサ愛のテーマ】 02'20"
36 エンディング各種 03'40"
36-01 M-44(4) ≪ブリッジ ヤマト~アンドロメダ≫ 00'12"
36-02 M-09(6) ≪コード 白色彗星(パイプオルガン付き)≫ 00'13"
36-03 M-15(1) ≪誕生(前半パートA)≫ 00'26"
36-04 M-15(2) ≪L-1 ブラックタイガー(コーダ)≫ 00'15"
36-05 M-13(2) ≪H-2 敵宇宙船の出撃(コーダ)≫ 00'08"
36-06 M-32(2) ≪T-2 エンディング2≫ 00'14"
36-07 M-31(7) ≪作戦完了(TYPE A)≫ 00'26"
36-08 M-25(2) ≪T-3 エンディング3≫ 00'17"
36-09 M-26(2) ≪T-4 エンディング4≫ 00'14"
36-10 M-14(1) ≪エンディング ヤマト≫ 00'12"
36-11 M-15(4) ≪ブリッジ ヤマト≫ 00'18"
36-12 M-09(4) ≪コード 白色彗星≫ 00'12"
36-13 M-31(2) ≪T-1 エンディング1≫ 00'17"
37 真赤なスカーフ/【M-26(1) 真赤なスカーフ】 01'52"

(Total:55'07")

※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル

↑「音楽/BGM類」へ戻る↑

 

ETERNAL EDITION File No.2&3「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」(EE-02~03)

 

ETERNAL EDITION File No.2&3「さらば宇宙戦艦ヤマト」(COCX-31154~5) ETERNAL EDITION File No.2&3「さらば宇宙戦艦ヤマト」(COCX-31154~5) ETERNAL EDITION File No.2&3「さらば宇宙戦艦ヤマト」(COCX-31154~5)

○概況と解説

 2000年11月に発売された本盤は、劇中のデスラー総統の言葉を借りるならば、ヤマトファンがまさに“一日千秋の思い”で待ち焦がれていたアルバムであった。そう、この「ETERNALEDITION File No.2&3 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」〈COCX-31154~5〉によって当時のオリジナル・サウンドトラック盤「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」で為し得なかった劇中使用BGMの音盤化がついに実現したのだ。「YAMATO ETERNAL EDITION」(以下、E.E.)シリーズの展開直前にリリースした通販商品「松本零士 音楽大全 DISC-2」では諸事情により「組曲 さらば宇宙戦艦ヤマト」としての一部収録に止まったが、このうち「安らぎ」《 M-21(4)》(本盤ではFile No.2 TRACK11「ユキ」1曲目)と「ユキの最期」《M-65A(8)》(本盤ではFile No.3 TRACK8 同タイトル2曲目)の2曲はステレオ音源初収録だったこともあり、単独盤リリースへの期待を抱かせるには十分なインパクトを与えていた。初公開年から既に22年もの時が過ぎており、感慨深く聴き入ったファンは筆者だけではないだろう。
本盤は先に発売された「ETERNAL EDITION File No.0&1 交響組曲 新宇宙戦艦ヤマト & 宇宙戦艦ヤマト」に引き続き2枚組商品となったが、同シリーズで1作品の構成が2枚に分断されるのは本盤のみである(『完結編』も2枚組だが「宇宙戦艦ヤマト ファイナルへ向けての序曲(Instrumental Version)」とのカップリングのため各々独立した盤と捉える)。それゆえ、こののちリリースされる他の作品とはアルバムコンセプトが明確に異なっている。その最大の特徴として、劇中に流れたオリジナルBGMを新旧問わず使用順に余すことなく収録している。つまり本作のために制作された新曲に加え、前作のTVシリーズ『宇宙戦艦ヤマト』のオリジナルBGMと1978年のアルバム「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」から流用された楽曲の全てを網羅しているのだ。更に劇中で幾度も繰り返し使用された楽曲はそれに沿って重複収録されている。当然ながら「白色彗星」に至っては本盤File No.3でリピートが4回に渡るため、音楽アルバムとしていささか聴きづらい面があるのは否めないだろう。また一部の曲は劇中サイズに近い編集が施されている。File No.3 TRACK14「二人の結婚式」2曲目「RECOLLECTION-回想」などの既存盤収録の曲ならまだよいのだが、同盤TRACK12「超巨大戦艦の出現」1曲目《M-71B(6)》のような初商品化楽曲は次曲との曲間をオーバーラップせずにフルサイズ収録してくれた方が望ましかったと思う。そのため良くも悪くも映画のダビング時におけるミックス作業前の素材音楽テープを聴いているかのような印象を与える。この当時、LDソフトのデジタル音声などに本編に同期した音楽素材を収録するといった仕様もあっただけに尚更のことであった。以上からこの試みは決して万人に受け入れられたとは言い難く、同じ劇場用新作の『永遠に』や『完結編』など「E.E.」シリーズで踏襲されることはなかった(もとより収録時間の限界もあったが)。


 ここで初音盤化曲を中心に簡単に紹介する。
File No.2 TRACK1「白色彗星」1曲目《EX-1B(3)》は、映画冒頭の白色彗星の接近をパイプオルガンで表現している。てっきりSEと思い込んでいた方も少なくないのではないだろうか。残念ながらこの曲も劇中に合わせた編集が施されているためフルサイズではない。
同盤TRACK8「旅立ち」の1曲目は前述のアルバム「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」「THE BIRTH-誕生」の流用ではあるが、シリーズ屈指の重厚感溢れる発進シチュエーションに相応しい選曲だ。同盤TRACK2「メインタイトル」の「OVERTURE-序曲」と並び、本作における「交響組曲」の貢献度は極めて高い。劇中では浮上と同時に現れる主題歌のメロディーがテレビシリーズ第1作のオリジナルBGM「元祖ヤマトのテーマ」に差し替えられているが、ここでは「THE BIRTH-誕生」をフルサイズ収録し、続けてイントロを切った「元祖ヤマトのテーマ」《F-1A》を収録している。因みに朝日ソノラマのソノラマエース・パピイシリーズ「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」〈APQ-6004〉のB面にドラマ「ヤマト発進!」としてこのシーンがほぼノーカットで収録されている。
同盤TRACK14「敗戦の艦長、土方」1曲目《M-30(4)》は、のちの『宇宙戦艦ヤマト2』(以下、2)でもお馴染みのナンバー。File No.2の目玉の一つといっていい。
続くTRACK15「テレザート上陸作戦」3曲目《M-33B(5)》「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち ドラマ編」の新録パートにステレオ収録されていたが、晴れて音楽を単独で聴けることになった。粗野な空間騎兵隊に重なるハープの音色が相反するイメージで面白い。
同盤TRACK17「デスラー総統」1曲目《EX-8(6)》「音楽集」に収録されていない「白色彗星」のパイプオルガンの音色が堪能できる。
ラストは「デスラー孤独」のBGM版となるTRACK19「デスラーの死」。特に宇宙空間に身を投じるデスラーを描写した2曲目《M-51(7)後半》も待望の曲だった。『2』『完結編』での流用も印象深い。
2枚目のFile No.3 に移って、TRACK3「地球艦隊の反撃」の1曲目《M-54(4)》。小品だがヤマトのテーマに導かれる形で始まる「アンドロメダ」のバリエーション曲となっている。『2』ではコスモタイガー隊の着艦などアンドロメダ以外のシーンにも使われた。
同盤TRACK6「都市帝国」2曲目《M-63(6)》も長らく音盤化が待たれた曲。白色彗星の驚愕の正体を現したブリッジだ。現在視聴できるビデオグラムに収録されたステレオ版では「テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2」収録の「出現と進撃」《M-63(4)》が使われているが、劇場公開版であるモノラル版では本曲のパイプオルガンがその威容をより重々しく讃えている。なおモノラル版とステレオ版に対する言及は次の「ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC 1978-Ⅲ さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち BGM集」で触れたいと思う。
同盤TRACK10「突撃」の1曲目《M-11(2)》は、第1作のオリジナルBGM「敵宇宙船の出撃」《H-2》のアレンジ曲。激化する戦闘の中、山本の死を曲中のアタックが非情にも盛り上げる。ここは音楽的演出が明確になっているモノラル版での鑑賞をお勧めする。
そして本アルバムの初収録曲群における白眉は、同盤TRACK13「永遠の生命」1曲目《M-72'(5)》3曲目《M-72(5)》の「想人(おもいで)」のBGMバージョンにおいて他にないと思うのだが、いかがだろうか。本編をご覧になった方には多くを語る必要もないだろう。「大いなる愛」と双璧を成す名曲である。また本編に使用された新曲の中では川島和子氏による唯一のスキャット曲であることも付け加えておこう。
巻末のボーナストラックには未CD化だった「宮川泰の世界~宇宙戦艦ヤマト~」〈CQ-7006〉から「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」のライブ演奏4曲を収録している。


 本盤の曲名にはナンバーが付されている。これは映画製作時に振られたMナンバーである。一部ではダビングナンバーと称されるもので、物語の進行順にクレジットされているものだ。本来これとは別に録音時のMナンバーも存在する。既に「テレビオリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2」の項で一部紹介しているが、本項では『2』との混同を避けるためにこちらを採用している。実は本来のMナンバーが発表されたのは後年になってからのことで、「YAMATO SOUND ALMANAC 1978-Ⅴ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 PART1」「同 1978-Ⅵ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 PART2」ブックレット内の対照表で補足された。詳細は下記リストを参照していただきたい。
また曲名に関しては「仲間達」などいくつかの曲が「ドラマ編」の曲名(厳密には曲ではないが)から採られているフシがあり、往年のファンはニヤリとさせられる。


 TUNED-CD仕様による初回発売は2000年11月1日。残念なことにFile No.2とFile No.3のCDレーベル面の図版、及びFile No.3のブックレット表紙の図版が逆版になっている。追加生産分から正しいデザインにランニングチェンジされたとみられる。2012年2月15日には他の「E.E.」シリーズと共に再生産された。これらは全てTUNED-CD仕様ではなくなっている。詳しくは「ETERNAL EDITION File No.1 宇宙戦艦ヤマト」の項にて。


 本盤には沢田研二氏歌唱の主題歌「ヤマトより愛をこめて」は収録されていない。権利の都合上叶わなかったことによる。File No.3 TRACK16には「音楽集」のインストゥルメンタル・バージョンを「ドラマ編」同様1コーラスに編集したものがその代役を務めている。ボーカル版は前述の「松本零士 音楽大全」にて収録された経緯があっただけに悔やまれる結果となった。だがそれを差し引いても、本盤が『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の音楽を完全再現した記念碑的アルバムであることは揺るぎない事実である。

 

○EX解説

 このアルバムは上記解説にて書かれている通り、「さらば宇宙戦艦ヤマト」の音楽を完全再現した記念碑的アルバムであり、「さらば宇宙戦艦ヤマト」の入門盤としてオススメしたいアルバムだ。このアルバムの音楽だけで「さらば宇宙戦艦ヤマト」を追体験できる。「ETERNAL EDITION」シリーズのブックレット(解説書)はカラー印刷が施されており、大変見やすく、分かりやすい!疑似ステレオやステレオ音源に関する記載もあるので、資料としても十分にもってこいだ。近年(2017年現在)は、残念だがコスト削減等によりカラー印刷や本編映像を載せるという事は無くなりつつあり、それを考えると豪華な内容だ。
下記収録内容では、映画製作(〈〉内に表記)&録音時のMナンバーを併せて掲載した。ブックレット、また後年発売の「YAMATO SOUND ALMANAC 『1978-Ⅲ さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち BGM集』」(AL-02)において、映画製作時のMナンバーが曲名として記載されているが、これは「宇宙戦艦ヤマト2」のアルバムで採用されている録音時のMナンバーとは上記解説の通り、異なるので気を付けてほしい。また当サイトでは、共通である録音時のMナンバーが「さらば宇宙戦艦ヤマト」収録曲の曲名として採用している。

Disc-2 File No.3のTr.16『ヤマトより愛をこめて』「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」より。

 余談であるが、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」収録の『白色彗星』とDisc-1 File No.2のTr.01『白色彗星』の同一部分(TYPE 1~4)を聴き比べてみると改めて編集した音源と分かる。滑らかな編集はこのアルバムならでは。

 

○メディア/発売日/型番

CD 2000年11月01日(COCX-31154~5)

CD 2012年02月15日(COCX-31154~5) ※再生産

 

○収録内容Disc-1Disc-2

【Disc-1 File No.2】

Tr No. 曲タイトル タイム
01 白色彗星 05'44"
01-01 〈M-01〉EX-01B(3) ≪迫り来る白色彗星(Slow Version)≫ 01'26"
01-02 〈M-01A〉白色彗星≪(TYPE 1)≫ 01'29"
01-03 〈M-01A〉白色彗星≪(TYPE 2)≫ 00'40"
01-04 〈M-01B〉EX-06B(6) ≪重い白色彗星≫ 00'58"
01-05 〈M-01B〉白色彗星≪(TYPE 3)≫ 00'32"
01-06 〈M-01B〉白色彗星≪(TYPE 4)≫ 00'36"
02 メインタイトル/【OVERTURE-序曲】 01'39"
03 新造戦艦アンドロメダ 01'45"
03-01 〈M-03〉M-44(4) ≪ブリッジ ヤマト~アンドロメダ≫ 00'13"
03-02 〈M-04〉M-03(4) アンドロメダ 01'28"
04 再会/【M-05(4) 再会】 01'29"
05 英雄の丘 01'27"
05-01 〈M-06〉M-06(4) 英雄の丘 00'48"
05-02 〈M-07〉D-3B ヤマト大エンディング 00'34"
06 謎のメッセージ 00'48"
06-01 〈M-08〉M-02(4) ≪ブリッジ 白色彗星≫ 00'22"
06-02 〈M-09〉M-11B(4) ≪ブリッジ サスペンス(TYPE B)≫ 00'20"
07 ヤマト廃艦 04'19"
07-01 〈M-10〉M-26(4) ヤマト廃艦 00'32"
07-02 〈M-11〉RECOLLECTION-回想 02'00"
07-03 〈M-12〉REMINISCENCE-追憶 01'36"
08 旅立ち 07'13"
08-01 〈M-13〉THE BIRTH-誕生 04'26"
08-02 〈M-13B〉F-1A 元祖ヤマトのテーマ(エンディング違い) 01'00"
08-03 〈M-13C〉F-4 地球を飛び立つヤマト 01'39"
09 仲間達 03'31"
09-01 〈M-14〉A-3 美しい大海を渡る 02'49"
09-02 〈M-15〉F-4 地球を飛び立つヤマト 00'37"
10 ゆうなぎ 01'07"
10-01 〈M-16〉M-20(4) ゆうなぎ 00'22"
10-02 〈M-16B〉C-2 誰もいない街 00'41"
11 ユキ 01'53"
11-01 〈M-17〉M-21(4) 安らぎ 00'48"
11-02 〈M-18〉M-22B(4) 想い―星空の彼方に 00'59"
12 宇宙気流 02'01"
12-01 〈M-19〉EX-06A(6) 宇宙気流 01'04"
12-02 〈M-20〉V ワープ 00'43"
12-03 〈M-20A〉コードB 00'05"
13 宇宙のサルガッソー 02'45"
13-01 〈M-21〉M-34(5) 宇宙のサルガッソー 00'45"
13-02 〈M-21A〉コードC 00'06"
13-03 〈M-22〉D-1 悲愴なヤマト(シンセサイザー入り) 01'46"
14 敗戦の艦長、土方 01'37"
14-01 〈M-23〉M-30(4) ≪耐え忍ぶヤマト≫ 01'08"
14-02 〈M-24〉M-31(7) ≪作戦完了(TYPE A)≫ 00'25"
15 テレザート上陸作戦 05'25"
15-01 〈M-25〉M-31A(4) 神秘のテレザート星 00'42"
15-02 〈M-26〉L-1 ブラックタイガー 02'46"
15-03 〈M-27〉M-33B(5) ≪降下(ストリングス無し)≫ 00'34"
15-04 〈M-29〉M-35(4) ヤマト勇ましく 01'11"
16 テレサの祈り 05'03"
16-01 〈M-29A〉M-36(7) テレサのテーマ 01'14"
16-02 〈M-30、31〉M-37-2(7) テレサ愛のテーマ 02'20"
16-03 〈M-31A〉M-38(7) ≪テレザートを飛び立つヤマト≫ 01'19"
17 デスラー総統 06'34"
17-01 〈M-32〉EX-08(6) ≪突き進む白色彗星≫ 01'37"
17-02 〈M-33〉U-3 デスラー登場 01'31"
17-03 〈M-34〉M-48(5) デスラー戦法 02'26"
17-04 〈M-36〉白色彗星≪(TYPE 1)≫ 00'45"
18 白兵戦 03'20"
18-01 〈M-37〉V ワープ 00'43"
18-02 〈M-38〉M-48(5) デスラー戦法 01'23"
18-03 〈M-38A〉H-1 探索機発進 01'04"
19 デスラーの死 03'54"
19-01 〈M-39〉M-51(7)前半 ≪悲しみのデスラー(ヴァイオリンソロ)≫ 00'49"
19-02 〈M-40〉M-20(2) 瞑想 01'39"
19-03 〈M-41〉M-51(7)後半 ≪悲しみのデスラー(ストリングス~ヴァイオリンソロ)≫ 01'23"

(Total:61'34")

※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル

【Disc-2 File No.3】

Tr No. 曲タイトル タイム
01 地球侵攻開始 01'26"
01-01 〈M-42〉白色彗星≪(TYPE 1)≫ 00'45"
01-02 〈M-42〉白色彗星≪(TYPE 2)≫ 00'41"
02 医務室にて~愛の涙/【M-53(8) 愛の涙】 00'46"
03 地球艦隊の反撃 03'30"
03-01 〈M-45〉M-54(4) ≪地球艦隊集結≫ 00'51"
03-02 〈M-46〉都市帝国(ガトランティス) 02'35"
04 人類の運命 04'00"
04-01 〈M-46A〉白色彗星≪(TYPE 1)≫ 00'45"
04-02 〈M-47A〉白色彗星≪(TYPE 2)≫ 00'40"
04-03 〈M-48〉白色彗星≪(TYPE 2)≫ 00'40"
04-04 〈M-49〉EX-10(6) ≪静寂の白色彗星≫ 01'45"
05 我々のヤマト 04'12"
05-01 〈M-50〉D-3 夕陽に眠るヤマト 01'19"
05-02 〈M-51〉白色彗星≪(TYPE 1)≫ 01'29"
05-03 〈M-52〉白色彗星≪(TYPE 4)≫ 00'36"
05-04 〈M-53〉M-62(5) 立ち上がれ!!ヤマト 00'41"
06 都市帝国 02'36"
06-01 〈M-53A〉EX-10(6) ≪静寂の白色彗星≫ 01'45"
06-02 〈M-54〉M-63(6) ≪出現と進撃(パイプオルガン付き)≫ 00'46"
07 コスモタイガー発進/【L-1 ブラックタイガー】 02'46"
08 ユキの最期 03'30"
08-01 〈M-56〉M-04(2) ヤマト再会 02'01"
08-02 〈M-57〉M-65A(8) ユキの最期 01'24"
09 悲愴なヤマト/【D-1B 悲愴なヤマト】 01'44"
10 突撃 02'07"
10-01 〈M-59〉M-11(2) ≪挑戦(H-2 敵宇宙船の出撃パート)≫ 01'58"
10-02 〈M-61〉コードB 00'05"
11 決意 02'18"
11-01 〈M-62〉OVERTURE-序曲 01'38"
11-02 〈M-63〉D-3B ヤマト大エンディング 00'34"
12 超巨大戦艦の出現 01'43"
12-01 〈M-64〉M-71B(6) 超巨大戦艦の出現 00'40"
12-02 〈M-64A〉EX-06A(6) 宇宙気流 01'03"
13 永遠の生命 05'22"
13-01 〈M-65〉M-72'(5) ≪想人(ストリングスとピアノ)≫ 01'59"
13-02 〈M-66〉M-11(8) ≪真赤なスカーフ(ストリングス TYPE 1)≫ 01'14"
13-03 〈M-66A〉M-72(5) ≪想人≫ 01'59"
14 二人の結婚式 03'06"
14-01 〈M-67〉N-1 哀しみのヤマト 01'44"
14-02 〈M-68〉RECOLLECTION-回想 01'17"
15 大いなる愛 02'37"
15-01 〈M-69〉アカペラA(7) ≪ヤマトアカペラ(TYPE A)≫ 00'36"
15-02 〈M-70〉M-77B(5) 愛のメロディー 01'56"
16 ヤマトより愛をこめて 02'20"
17 序曲/【序曲≪(「宮川泰の世界~宇宙戦艦ヤマト~」より)≫】 04'48"
18 誕生/【誕生≪(「宮川泰の世界~宇宙戦艦ヤマト~」より)≫】 03'16"
19 真赤なスカーフ/【真赤なスカーフ≪(「宮川泰の世界~宇宙戦艦ヤマト~」より)≫】 04'33"
20 明日への希望/【明日への希望≪(「宮川泰の世界~宇宙戦艦ヤマト~」より)≫】 03'56"

(Total:60'36")

※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル

↑「音楽/BGM類」へ戻る↑

 

ETERNAL EDITION File No.4「宇宙戦艦ヤマト2」(EE-04)

 

ETERNAL EDITION File No.4「宇宙戦艦ヤマト2」(COCX-31156) ETERNAL EDITION File No.4「宇宙戦艦ヤマト2」(COCX-31156)

○概況と解説

 「ETERNAL EDITION File No.4 宇宙戦艦ヤマト2」〈COCX-31156〉はコロムビアとして初めて正式な番組名に基づいて発売された音盤商品である。意外に思われるだろうが、過去にリリースされたアルバムは全て「PART2」表記となっていたため、ようやく作品が認知されたかと感慨深いものがあった。もっとも「YAMATO ETERNAL EDITION」(以下、E.E.)シリーズのパッケージデザインにオリジナルロゴによる作品タイトルを採用しているため不可避だったと思われる。また同シリーズで初のディスク1枚による単独アルバムの形態となった。「File No.2&3 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」は劇中使用曲の全曲収録を目論んでの構成だったため、その内容は容易に想像できていたが、本盤の場合『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(以下、さらば)で制作された潤沢なライブラリー音源から考えても決してCD1枚に収まるボリュームではないことは承知していたことから、その収録内容に注目が集まっていた。だが初めて商品を手に取ったとき合点がいった。構成の中核を成していたのは総集編『宇宙戦艦ヤマトⅡ ヤマトよ永遠なれ!』(以下、総集編)だったのだ。テレビシリーズ放映終了後の1979年10月6日に放送されたダイジェスト版で、新作カットはないものの一部アフレコの追加やBGMの選曲を含め新規に録音し直している。ストーリー進行が比較的明確な同作の楽曲を主軸にテレビシリーズで使用された楽曲を肉付けした構成と見て取れる。惜しいことに「File No.2&3 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」「テレビ・オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2」に収録された楽曲の重複もみられるため、願わくば一曲でも多く未商品化の楽曲に回してほしかったところではある。またここに来てこれまでリリースされた「E.E.」シリーズの構成コンセプトが全て異なっていることに気づかされる。特に本盤において全曲収録が叶わなかったため、この後のリリースの収録内容にやや不安を残す結果となったのは確かであった。だがそれらを差し引いても、本盤は『宇宙戦艦ヤマト2』(以下、2)音楽をベスト集成したアルバムといって差し支えないだろう。


 TRACK1はテレビシリーズと同様に主題歌「宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ、モノラル)」から始まる。俗にマーチバージョンと呼ばれるテイクで第1作目の流用だ。歌詞の内容がどうであろうとシリーズには欠かせない主題歌である。テレビでは水面から浮上するヤマトのSEが被りイントロ途中から流れるが、ここでは素材を頭から収録している。E.E.シリーズでは本盤が初収録となった。
『総集編』冒頭はアルバム「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」より「序曲」のスコアを再アレンジして演奏したものから始まる。TRACK3「未知への発進・謎のメッセージを求めて」の1曲目《M-6(1)》がそれだ。選曲しやすいようアルバムの各楽曲を細かに分割し再演奏されている。放送で初めて聴いたとき、わが耳を疑ったのを思い出す。聴き慣れていた「序曲」と違うことに衝撃を覚えたものだ。個人的に待ち望んでいた1曲である。因みにMナンバーに関して、「オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2」の項で述べた通り、Mナンバー末尾の()内の数字は録音回数を表している。残念ながらブックレットには記載されていないが、本サイトでは正確なMナンバーを表記しているので下記リストをご覧いただきたい。
TRACK6「テレザート上陸作戦」1曲目《M-37-2(7)》「File No.2 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の「テレサの祈り」2曲目《M-37-2(7)》のトライアングル抜いたテイク。本作のテレサは『さらば』での神秘的なイメージと違い等身大の人間的なキャラクターであるため、「テレサのテーマ」に加えて森雪のテーマであった「大いなる愛」のモチーフが頻繁に使用されている。また「テレサのテーマ」関連のMナンバーをみると第7回録音なので、フィルム完成に近いところでの録音と思われるところから、もともとバリエーションが少ないのかもしれない。
TRACK7「デスラー幽閉」1曲目はデスラーのテーマのパイプオルガン版《EX-15(3)》。『さらば』でどういったシーンで使われる予定だったのかつい想像を膨らませてしまう。『2』における使用曲からそれを夢想するのも密かな愉しみの一つである。そして映画のために作られながら使用されなかった楽曲がどれほど存在するのか、その全貌を知りたいのは筆者だけではあるまい。
TRACK9「テレザート・宇宙に散る」3曲目《M-66(5)》は本アルバムの白眉である。ヤマトの主題に導きかれて「想人」のメロディーが現れる。数少ない同曲の変奏曲で、『総集編』での白色彗星の進行を食い止めようとするテレサの描写からテレザート星の爆発までを劇的に彩った曲だ。個人名でクレジットされていないが金田伊功氏渾身の作画も素晴らしい。既に1979年2月11日放送のニッポン放送『オールナイトニッポン』でのラジオドラマ版『さらば』で、佐渡、徳川、土方らが次々に犠牲になっていくシーンで使用されていた。あくまで憶測だが、元々は『さらば』での当該のシーンに使用される予定だったのではないかと思われる。
TRACK12「土方艦長の死」4曲目《M-1C(8)》は主題歌のストリングスによるテーマアレンジ。切なげなメロディーラインの崩し方が見事だ。第21話において土方の最後の通信で曲の終わりの部分が使われたが、第26話での沖田のレリーフの前で決意するシーンでの使用の方が長尺で印象深いだろう。
TRACK15「地球降伏・最期の賭け」2曲目《M-14(2)》は第1作のBGM「ブラックタイガー」《L-1》のさらばセッション版。これまでのバリエーションの中で最も早いテンポで、ビブラスラップの音色が緊迫した要塞都市攻略作戦を盛り上げる。第24話のみの使用がもったいない。
TRACK16「超巨大戦艦の出現」1曲目《M-63(4)》「File No.3 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の「都市帝国」2曲目《M-63(6)》からパイプオルガンを抜いた曲である。第6回録音時にパイプオルガンをオーバーダビングしていると推測できる。『2』第21話の都市帝国出現シーンでは『さらば』と同じくこちらのパイプオルガン入りを使用している。続く2曲目《M-24(4)》は『総集編』で超巨大戦艦の容赦ない地球攻撃のシーンで使用された曲で、この曲にパイプオルガンを重ねたバージョンは「テレビ・オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2」の「宇宙の脅威」《M-24A(6)》である。
TRACK18「大いなる愛」2曲目《M-77(5)》は『総集編』のラストシーンからエンドクレジットまでに使用された。後奏が続いていく様が『さらば』版と大きく違い音楽集版に近いアレンジである。ストリングスの音色がヤマトの生還を静かに讃えるかするように長くたなびく。本編ではカットされているのでこのアルバムで余韻に浸ってほしい。
ラストはテレビシリーズのエンディングテーマ「テレサよ永遠に(TVサイズ)」で締め括る。ステレオ音源なので「松本零士 音楽大全 Disc-2」同様にレコードサイズから編集している。ただしフェードアウトせずに完奏しているため同盤収録曲とは編集が異なっている。


 TUNED-CD仕様による初回発売は2000年12月1日。驚くべきことに「テレビ・オリジナルBGMコレクション 宇宙戦艦ヤマト PART2」の発売から実に19年の歳月が過ぎようとしていた。再生産分は2012年2月15日に発売された。
ブックレットの曲目解説において記載ミスがある。TRACK4「復讐の鬼・デスラー総統」の最後の二行“「デスラーの死」という曲名で収録されている。”とあるが、正しくは「瞑想」である。


 先述の『宇宙戦艦ヤマトⅡ ヤマトよ永遠なれ!』はテレビシリーズ放映終了後の1979年10月6日に放送された。『2』の続編であるテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』の放映の2ヶ後だったため、同作のオリジナルBGMの流用もみられる。さらに本作で初出となる未使用曲もあったのだが、これらは本盤には収録されず、のちの「ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC 1979-Ⅱ 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち BGM集」〈COCX-37391〉でリリースされることになる。したがって本稿では触れてはいないので同盤の解説を暫し待たれたい。

 

○EX解説

 このアルバムを解説するにあたって、まずはMナンバーを「YAMATO SOUND ALAMNAC」シリーズとの共通表記にしてご紹介したいと思ったのが始まりだった。それは下記収録内容にて記載したので、確認していただけたらと思う。実はほんの一部、Mナンバーがブックレット(解説書)と異なる部分があるのだが、気になる方は各自で併せて確認してみてほしい。
さて、「YAMATO SOUND ALAMNAC」シリーズをお持ちの方にとっては、新しい発見が少ないと思われるが、視点を変えて、ブックレット(解説書)は「ETERNAL EDITION File No.2&3『さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち』」(EE-02~03)の項で記載した通り。そして何といってもこの音楽構成は、CDアルバムとしてお見事だ。この1枚で「宇宙戦艦ヤマト2」の音楽を堪能できる。
「宇宙戦艦ヤマト2」の音楽を簡単に堪能したい方には是非とも本アルバムをオススメしたい。


 ここで、当時驚きに満ち溢れた歴史的なアルバムであった事を、上記解説と併せて明記しておきたい。このアルバムで初収録となった曲は、38曲にも及んだ。中でも「オールナイトニッポン・ラジオドラマ さらば宇宙戦艦ヤマト」(初回放送のみ)内で初使用されながら、長年収録されず眠っていたTr.09-03『M-66(5) ≪悲しみの戦い~ヤマトラプソディ≫』の初収録に歓喜したファンを多く見聞してきた。
そして、この歓喜が単なる序曲に過ぎなかったのも事実である。この時点で「宇宙戦艦ヤマト2」の放送から22年の年月が経っていたのは、本アルバムを聴いて忘れよう。色褪せない音で。

 

○メディア/発売日/型番

CD 2000年12月01日(COCX-31156)

CD 2012年02月15日(COCX-31156) ※再生産

 

○収録内容

Tr No. 曲タイトル タイム
01 宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ、モノラル)/【宇宙戦艦ヤマト(TVサイズ≪[マーチ Version]≫)】 01'26"
02 白色彗星 01'11"
02-01 EX-04(3) ≪白色彗星(1コーラス TYPE B)≫ 00'32"
02-02 M-24B(6) ≪彗星帝国大帝ズウォーダー(パイプオルガン付き)≫ 00'36"
03 未知への発進・謎のメッセージを求めて 04'26"
03-01 M-06(1) ≪序曲(高揚パート)≫ 02'18"
03-02 M-08B(4) ≪ヤマト作戦室≫ 01'02"
03-03 M-03(2) 傷ついたヤマト 00'58"
04 復讐の鬼・デスラー総統 03'01"
04-01 M-34(2) ≪B-1 あやしい星を発見≫ 00'29"
04-02 M-51(7)前半 ≪悲しみのデスラー(バイオリンソロ)≫ 00'48"
04-03 M-20(2) 瞑想 01'39"
05 空洞惑星の戦い 01'58"
05-01 M-15(4) ≪ブリッジ ヤマト≫ 00'17"
05-02 M-11(4) ≪ブリッジ サスペンス(TYPE A)≫ 00'20"
05-03 M-12B(4) ≪ヤマトのサスペンス(TYPE B)≫ 00'27"
05-04 M-62(5) 立ち上がれ!!ヤマト 00'41"
06 テレザート上陸作戦 04'18"
06-01 M-37-2(7) テレサ愛のテーマ≪(Alternate Version)≫ 02'20"
06-02 M-13(1) ≪誕生(ドラムロールパート)≫(Alternate Version) 00'26"
06-03 M-12(1) ヤマトオープニングテーマ 01'28"
07 デスラー幽閉 02'07"
07-01 EX-15(3) ≪デスラー(パイプオルガン)≫ 01'00"
07-02 EX-01(3) ≪暗い白色彗星≫ 01'03"
08 テレサ・愛と別れ 04'17"
08-01 M-04(4) ≪大いなる愛~弾む恋≫ 00'46"
08-02 M-53B(5) ≪大いなる愛~別れ≫ 01'15"
08-03 M-EX15(4) ≪大いなる愛~寂しさと空虚≫ 02'10"
09 テレザート・宇宙に散る 05'43"
09-01 M-21(1) ≪白色彗星帝国艦隊の出撃(TYPE A)≫ 00'22"
09-02 M-31A(4) 神秘のテレザート星 00'42"
09-03 M-66(5) ≪悲しみの戦い~ヤマトラプソディ≫ 02'34"
09-04 M-27(2) ヤマト起つ!! 01'27"
09-05 M-10(4)前半 ≪静かな白色彗星≫ 00'25"
10 第11番惑星に眠る勇者達 05'50"
10-01 M-13(4) メインタイトル~ヤマトに敬礼 00'56"
10-02 M-01B(7) ≪静寂な悲しみのヤマト(TYPE B)≫ 02'20"
10-03 M-07(1) 無限に広がる大宇宙 00'58"
10-04 M-66(8) ≪真赤なスカーフ(ストリングス TYPE 3)≫ 01'23"
11 土星空域の激戦 04'04"
11-01 M-03(4) アンドロメダ 01'29"
11-02 M-20(1) 彗星帝国艦隊出撃! 01'08"
11-03 M-16(4) ≪浮上するヤマト≫ 01'20"
12 土方艦長の死 06'49"
12-01 M-EX18(4) 戦いのテーマ 01'17"
12-02 M-26(1) 真赤なスカーフ 01'53"
12-03 M-71(5) ≪超巨大戦艦の出現(Short Version パイプオルガン無し)≫ 00'26"
12-04 M-01C(8) ≪悲しみと寂しさのヤマト≫ 02'20"
12-05 EX-03(3) ≪白色彗星(1コーラス TYPE A)≫ 00'39"
13 ヤマト・徹底抗戦せよ 04'17"
13-01 M-09(4) ≪コード 白色彗星≫ 00'12"
13-02 M-33(2) ≪D-1B 悲愴なヤマト≫ 01'51"
13-03 M-01A(7) ≪静寂な悲しみのヤマト(TYPE A)≫ 02'06"
14 宿命の対決 03'05"
14-01 M-08A(4) ≪出撃前の静寂~ヤマト出撃≫ 00'58"
14-02 M-27(4) ≪不穏なサスペンス≫ 00'34"
14-03 M-50(4) デスラーと古代の友情 01'25"
15 地球降伏・最後の賭け 03'24"
15-01 M-01(2) ≪試練(F-3 サスペンスBパート)≫ 00'56"
15-02 M-14(2) ≪L-1 ブラックタイガー≫ 02'25"
16 超巨大戦艦の出現 02'37"
16-01 M-63(4) 出撃と進撃 00'47"
16-02 M-24(4) ≪宇宙の脅威(パイプオルガン無し)≫ 01'48"
17 愛と決意 05'18"
17-01 M-36A(2) ≪大いなる愛~焦燥ラプソディ(TYPE A)≫ 02'12"
17-02 M-76A(8) ≪悲しみのヤマト再会≫ 01'34"
17-03 M-14(4) ≪大いなる愛~ヤマトの使命≫ 01'23"
18 大いなる愛 06'35"
18-01 M-02(1) 宇宙の神秘 01'44"
18-02 M-75(5) ≪大いなる愛~ヤマトと共に≫ 01'30"
18-03 M-77(5) ≪大いなる愛~永遠に≫ 03'13"
19 テレサよ永遠に(TVサイズ) 01'41"

(Total:72'07")

※【】内は「使用楽曲リスト」等での曲タイトル、≪≫内はサイトオリジナル補記の曲タイトル

↑「音楽/BGM類」へ戻る↑

 

YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅲ さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち BGM集」(AL-02)

 

ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅲ さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち BGM集」(COCX-37386)

YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅴ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 Part1」(AL-03)

 

ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅴ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 Part1」(COCX-37388)

YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅵ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 Part2」(AL-04)

 

ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅵ 宇宙戦艦ヤマト2 BGM集 Part2」(COCX-37389)

主題歌/挿入歌類

 

企画盤

不滅の宇宙戦艦ヤマト ニュー・ディスコ・アレンジ


さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち ドラマ編


宇宙戦艦ヤマト2 ドラマ編


不滅の宇宙戦艦ヤマト ニュー・ディスコ・アレンジ(EC-11)

 

不滅の宇宙戦艦ヤマト ニュー・ディスコ・アレンジ(MR 3162) ETERNAL EDITION YAMATO SOUND ALMANAC 「1978-Ⅳ 不滅の宇宙戦艦ヤマト ニュー・ディスコ・アレンジ」(COCX-37387)

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち ドラマ編(EC-07~08)

 

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち ドラマ編(cs-7077~8) さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち ドラマ編(COCC-12478~79)

宇宙戦艦ヤマト2 ドラマ編(EC-09~10)

 

宇宙戦艦ヤマト2 ドラマ編(CZ-7161~2)


・「概況と解説」担当:新造戦艦アンドロー梅田(MT-01、OB-02、EE-02~03、EE-04)

・「EX解説」担当:福科考∞譜観(MT-01、OB-02、EE-02~03、EE-04)
(敬称略)

Copyright © 2012 ヤマト音楽集.